おだやかな気持ちで眠りにつきたい…「やさしさのカモマイルティー」

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「睡眠負債」を溜めないために…

今年は10月に入って、やっと眠りやすい気候になりました。
夜、眠れないのはつらいですね。現代生活において、夜よく眠れずに「睡眠負債」がたまってしまう人がとても多いそうです。
「睡眠負債」とは最近よくいわれますが、もともとはスタンフォード大学で睡眠医学の研究をしているウィリアム・デメント博士が提唱されたもので、慢性的に寝不足になっている状態を、借金が積み重なっていくことに例えた言葉です。
人間は本来、1日8時間の睡眠を必要とします。もし夜何時間も眠れなかった場合、次の日にその分を取り返さなければ、どんどん体に疲れがたまっていくそうです。よく平日に仕事や家事、育児などで夜遅くまで無理をして、週末に寝だめをすることがありますが、しばらくためていた睡眠負債を返済するのにそれは十分ではありません。それよりも日々少しずつ睡眠負債を返していく方が回復が早いのだそうです。

でもそんなこと簡単にできるなら、最初から寝不足にはならないでしょ!…と思いますよね。
睡眠の量がなかなか増やせない人は、睡眠の質を高めてみてはいかがでしょうか。
たとえば…
・夜、寝る前にスマホやパソコンを見る習慣をやめて、いつもより早めに電気を消して眠りにつく
・シャワーを浴びるのではなく、お湯に浸かる
・せめて疲れが抜けるまでは、家事が完璧にできなくても自分を許す
心がなにかに執着してしまわないよう、身近な問題のことを深く考えず、頭の中から捨て去る
・それでも眠れない時は「目をつぶって横になっているだけでも体は休めているんだよ」と自分に  言い聞かせる…

 私は夜遅くまで起きている習慣があったのですが、実際1時間早めに寝たら、次の日は朝から調子が良く、しばらく続いていた睡眠不足がずいぶんマシになりました。みなさまも、なにかひとつでも試してみてはいかがでしょうか。

それと、温かい飲みものを飲むのも眠れない夜にはいいと思います。とくにハーブティーはおすすめ。ハーブティーにはカフェインが含まれていないものが多く、おやすみ前の飲みものに適しています。
眠りを誘うハーブといえば、カモマイル・ジャーマンが知られています(有名な歌で「ジャスミンティーは眠り誘う薬~♪」というのがありますが、ジャスミンティーは緑茶にジャスミンの花を混ぜて作るので、カフェインが含まれています!)。

リラクゼーション効果の高いカモマイル

カモマイル・ジャーマンはヨーロッパ原産のキク科の植物です。
よくカモマイル・ローマンとの違いが言われますが、同じキク科でも属が少し異なります。見た目はそっくりで、ジャーマンは一年草、ローマンは多年草です。お茶としては主にジャーマンの方が使われ、単にカモマイル、というとカモマイル・ジャーマンを指します。

カモマイルの歴史はとても古く、紀元前4000年前の古代バビロニアや、メソポタミア、古代ギリシャなど、太古の昔から薬として利用されていたという記録が残っています。
和名はカミツレといい、漢字では「加密列」と書きます。19世紀、江戸時代にオランダから入ってきた時に「カミルレ」または「カミッレ」と呼ばれていて、それがカミツレに変わったとのこと。
またビアトリクス・ポターの「ピーター・ラビットのおはなし」に、人間に追いかけられて命からがら家に帰ってきたピーターが夜、おなかが痛くなり、お母さんにカモマイルのお茶を飲ませてもらう、という場面が出てきます。
カモマイルはその香りやかわいい姿、効能で、昔から世界の人々に愛されてきたのです。

そんなカモマイルは眠りをサポートするハーブとしてもよく知られています。
やさしい香りには鎮静効果があり、不安な気持ちや緊張感を解きほぐして副交感神経を高めます。
体を温める効果があることも、眠りにつながる大事な要素です。
ハーブとして使うのは花の部分です。甘い香りが特徴で、あたたかな陽だまりを思い出させるような、リラックス効果の高いハーブです。

甘さと清涼感、ふわっとした香り。
飲むとほっこりする「やさしさのカモマイルティー」


カモマイルだけでも花の香りに癒されて、肩の力をふっと抜くことができるのですが、いくつかのハーブをブレンドすることでさらに奥深い味わいに。
Mrs.Gingerのオリジナルハーブティー「やさしさのカモマイルティー」は、香りのよさと飲みやすさが特徴です。

ふんわり温かな雰囲気のカモマイルと、スッキリとした香りでお茶の風味にメリハリを与えてくれるペパーミントは、印象は全然ちがうけど、どちらもお腹にやさしいハーブです。
ほかにも甘くスパイシーなアニスシード、じんわりと体を温めてくれるジンジャー、甘さのベースをつくってくれるアップルフルーツなど、心にも体にもやさしいハーブたちをブレンド。陽だまりのお花畑にさわやかな風が吹いているようで、甘い中にもスーッと後からくる清涼感が心地よく、食欲がない時にもおすすめです。

さらに鍋の中にミルクと一緒に「やさしさのカモマイルティー」入れて煮出し、ハチミツかお砂糖を入れて甘くすると、やさしめの味のチャイになるので、こちらもお試しください。

ほっとしたい時やおやすみ前に、温かな「やさしさのカモマイルティー」をすすり、「ピーター・ラビットの絵本」を眺めながら秋の夜長を過ごしてみてはいかが?



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